先日知人からすんごい本あるから読んでみて~と
中山市朗先生のなまなりさんという本を借りて読んだ
いわゆる怪談と呼ばれる類の本
内容的にはどえらい美人の双子の姉妹(多分叶姉妹的なゴージャス系)
がある女性に犬神を飛ばして自殺に追い込み
その女性の怨念が双子の姉妹やその両親を死に追い込むという
かなり衝撃的な内容の本
どこまでが事実化は正直分かりませんが、作者さんのあとがきでは
登場人物が特定できない程度のフィクションということらしい
ちなみにこの衝撃なお話を持ってきた方というのが業界人でなおかつ
退魔師ということもされており、作品の重要な登場人物
本も映画化が決まって、中山先生も
スポンサーやプロデューサーたちとお会いしていましたが、結局退魔師の方が謎の失踪をされ話は流れたそうです
ま、そんな本の内容になります
このお話を持ち込んだ退魔師の方が結構話を盛っていたということもありえなくはないですが、その手のことを疑っていくときりがないので
本の内容はほぼ事実としてとらえて読んだ私の感想は
うわ~、こんな壮絶なお話がこの世にあるのね!!という感想
もひとつとっても不思議に思ったのは
なんで退魔師の方は怨念を祓うという発想だったんだろう~なのです
この方、仏教系の退魔師ということなので
普通であれば祓うではなく供養をするという発想にならんかな~
もしくは将門公や道真公のように神として祀るという発想はなかったのか?と思ったのです
さすがに神社をおったてて~というのは現実的には無理でも
依頼主の家がとってもお金持ちなので、敷地内に屋敷稲荷の如く
お社を建ててそこで神としてお祀りさせる
そんな発想はなかったのか~と思ったのです
退魔師という方が日米のハーフの方だったということもあり
もしかしたら日本の歴史、怨霊神についてあまり知識がなかったという可能性もなくはないですが
その辺りは
もひとつ思ったのが、怨霊となった女性の方、七人みさき化してそうだよね~と思ったんですな
こちらは七人みさきの起源説の一つになっている長曾我部家のお話
あくまでも怪談小説を読んだ感想なのでどこまで真実かはわからんですが
とにかくとっても驚愕の本なので
おすすめです~
世の中には我々が知らないだけで
おっそろしいお話はたまには転がっているのでしょうね~
ちなみに憑き物落としやら怨念をものなんかも
私が思うに一度や二度できれいに落ちる場合も中にはあるのでしょうが
たいていの場合はそんなすぐには落ちんだろう~
この手のものは何代もかけて少しずつ少しずつ怨念が消えて行ったり
するということが多いんじゃないか?
自分の代では表面的に起きてる現象云々は全く変わらなくて
子供や孫、その先の子孫の代でようやく改善してくことの方が多いんじゃないか??(子孫の代まで供養を継続できてれば)
怨念云々って我々が想像してる以上に根が深いものが多い
もしくは今の時代まで残ってる怨念ってそういうものが残ってる
そんな気がするんですね~
このお話の怨念なんかも現代のお話ですが
そのレベルなんじゃないかと思ったりしました かかわると大変ね