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闇の日本史リーディング 江藤新平は怨霊となり大久保利通を暗殺させた

久しぶりの日本史リーディングになります

本日はとても人気も興味もないであろう維新の英雄

大久保利通と江藤新平です

なぜこんな不人気の二人を取り上げるかと言うと

 

実は江藤新平さん、菅原道真公や将門公のような怨霊となったんじゃないかと睨んでいるのです

 

大久保さんは西南戦争で盟友西郷さんを討てと指令を下したこともあり

日本史上でも最も人気のない男の一人

江藤さんは薩長土肥の肥前出身の肥前出身ですが、大久保さんにはめられ

佐賀の乱を起こし斬首をされたことにより、多大な功績を消され

反逆者の悪名を着せられた方

 

そんな維新を代表する不人気なお二人ですが、実は私的にはとても評価が高くなおかつ優秀過ぎる方々なのです

 

ちなみに私が好きな維新の英雄は勝海舟に陸奥宗光(美人妻)

高杉さんに、江藤さんと大久保さん!!

 

維新で最も頭が切れる男は江藤さんじゃないかくらいに思うほど

能力が高くなおかつ清廉潔白なお方

かたや大久保さんは、西郷さんや木戸さんと言った大物亡き後、

権力を一手に握った漢ですが

 

政治家としてとても優秀

(私の中の日本史上最も優秀な政治家のトップ3なのです ちなみに他のお二人は信長公に家康公+で頼朝公)

 

そんなお二人ですが、江藤さんは大久保さんにはめられ佐賀の乱を起こさせられたのちに斬首の憂き目にあってるのです

歴史って厳しい!!

 

ちなみに明治維新から現在まで続く薩長閥により日本の権力構造を

唯一崩しかけたのが江藤さんなのです

 

明治新政府発足後4年目から2年間、いわゆる岩倉使節団が欧米各国を使節に行った

メンバーは木戸さん、大久保さん、伊藤博文、岩倉さんと言った明治政府の権力の中枢にいるかたがた総勢108名

 

新政府が軌道どころか方針すら決まらない中に入れいすぎる長期の海外視察

今でいえば、岸田さん以下内閣全員が2年間海外視察に行くという異例どころか前代未聞の行動!!

 

思い切りよすぎ

そんな薩長閥不在の日本を仕切ったのが日本に残った江藤さん達

江藤さんは今でいう法務大臣となって近代日本の礎となる法整備に着手

元々圧倒的に能力が高い漢なので、薩長のトップがいない間に

 

肥前の江藤さん主体の権力構造が出来上がりつつあった

そんな中で薩摩は女に汚く長州はお金に汚いの言葉通り

長州の元勲、お金に汚い代表である井上馨が渋沢栄一あたりと

不正をやりまくった

 

清廉潔白な江藤さんは許さん!!とばかりに井上をはじめとする長州閥を追い詰める

危うし!!薩長閥

それを知った外遊中の大久保さんは、自分が苦心して作り上げた薩長による権力構造をマジで破壊されることに怒りと憎しみを覚え

 

後藤さんをはめていくのです ま、最後は佐賀の乱を起こして斬首ですが

佐賀の乱も起こそうとしてというよりも起こす方向に巧妙に持っていかれた

そんないやらしさ全開の後味の悪いものなのです

 

しかもこの先がとても大久保さんの暗く陰険なとこで(そんなとこがあるので大久保さんは後世でも嫌われてるのでしょう)

 

佐賀の乱鎮圧後、江藤さんは腹を切らずに捕まった

(というよりあえて自首)

 

今でいう法務大臣の江藤としては、江戸幕府ではなく近代国家として出発した明治政府なので

当然法廷の場で自分の正当性を主張できるものと確信しての自首だったのですが

 

陰湿な大久保は、江藤憎しに一念でそんな場を設けることもさせず

なおかつ未だ江戸時代の武士の習わしであれば

敵の大将が投降すれば、斬首と言う屈辱的な罰ではなく

武士の体面を保たせるように名誉ある切腹にすべきとこを

斬首とさせたのです 武士としては一番の屈辱

 

しかもその首の写真を今でいう新聞に載せさせたのです

屈辱過ぎる!!!

普通であればこれだけの大物が反乱を起こし鎮圧されたら

その後も江藤先生の意志をと言うことで小さな反乱がいくつも起こるはずですがそれすら起こらなかった

と言うよりも起こさせなかった

 

江藤は腹を切るのが怖くて逃げたという説を大久保さん側が流したのです

ついでに斬首されるときは、ビビッて転んだまま起き上がれなかった

チキン野郎!!とまで 実際は首に縄を付けられて引っ張られるので当然転倒するのですが

 

それらを各地の志士という元お侍さんたちが知ったら、江藤を当然軽蔑しちゃう

そこまで読んでのことなのでしょう 大久保さんの賢さなら

そんな武士として、法務大臣として最大の屈辱的な方法で殺された江藤さん

 

そりゃあ怨霊神にならんわけがない

日本史の法則で、身分の高い方が無念の死を遂げると怨霊となるという法則がある

江藤さんも時の法務大臣(司法卿)で、岩倉使節団外遊中は

国内で最大規模の権力者

そりゃあ怨霊となるわ

私の感覚的には江藤が怨霊となり、西南戦争で西郷とともに亡くなった

薩摩軍の霊たちがそこにくっついて、大久保を暗殺させたと感じます

 

明治維新時に日本で最も人気の高かった西郷先生を殺させたわけですから

 

その大久保さん、佐賀の乱の後は西南戦争で竹馬の友の西郷さんを殺し

日本中の嫌われ者になり暗殺されちゃう

 

私の感覚では江藤さんの霊が暗殺者を操ったんじゃないかとマジで思うのです

ちなみに西郷さんも木戸さんも亡くなった後は大久保さんが圧倒的な独裁者になったので、大久保さんの死後、

 

日本中がどれだけの資産を作ってたんだと思ってましたが

実際は残された奥さんの生活が困窮するほどお金を全く残していなかった自分の資産を全てなげうってまで新政府のために尽くしていたという

大変清廉潔白な男だったのです

 

(ないというよりも鹿児島県庁に二億円近い寄付をしていたので

借金が二億円近くあった)

 

そんな能力も日本史上でも類を見ないほど高くなおかつ清廉潔白な二人が

憎しみあって怨霊となり殺しちゃうって歴史と言うのはとても残酷

 

ちなみに対立の根本は、江藤さんは濁を併せ飲めれない男で

大久保さんは、スタートが低い身分の武士だったので、当時の藩主の

島津候に目をかけてもらうために、まずは島津候の好きな囲碁を覚えたという逸話が残ってるくらいに目的(というよりも大儀)のためには

濁を併せ飲める器量があったという器量の違いが大きかったのかも

 

日本の未来と言う大義のためには竹馬の友である維新の英雄西郷さんすら切り捨てる冷徹さ

其の辺りが日本人には嫌われるとこなのでしょう

 

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