さて密教と陰陽道の違いの続き
陰陽道といっても我が家は結局田舎の
陰陽道の影響もうけた拝み屋さんなので、
実際安倍晴明さんとこの土御門家が
どんな呪術を具体的に行ってたかというのは
分かりませんが
前回は経済力の差ということを書きました
密教と陰陽道の
経済力の差というのはやはり圧倒的に技術云々の
差になると
では経済力の差は結局何かというと
組織力ともいえるのです
残念ながら陰陽道って全国的な組織化は出来なかった
そうなると今のFCじゃないけど
本部の土御門家にライセンス料という莫大な収益が
入ってこない~となるじゃないっすか
ネット情報ですが、現在でも本家の土御門家,
名田庄の土御門神社本庁さんも資金難で云々~
という情報が上がるくらいですから
さてそんな土御門家も江戸の終わりくらいに、
全国の陰陽師を土御門が一元支配しようとしたことがあるのです
ライセンスを発行する代わりに、
土御門の言うこと聞いて傘下に入れと
わが家にもこの話は来たそうです萬歳や鳴弦禁止の
条件だったそうなのでNOとしたそうですが
これって多分資金的なことも意味合いとして大きかったんでしょうな~
組織化して財政立て直して、地に落ちた天文の技術を立て直したいと
さてそんな陰陽道ですが、密教なんかは真言のお力で~
という方法論があるじゃないっすか
梵字=仏様で梵字が並んで真言~と言う感じで
陰陽道の場合は、祭文の呪術といわれるくらいに
祭文読んで効かせる~のです
密教の場合はやはり海外経由の輸入ものなので、
案外海外の影響な世界観の行法おおいですが
陰陽道なんかはやはり純日本(土御門は分かりませんので我が家のような民間の陰陽師は)
山の神や海の神といった日本の土着の神に祈るものがやはり多し
中には竜宮城に行って云々という内容も~
その辺りの世界観がやはり遣唐使なんかで
海外留学~がスタートの密教とはかなり色合いが違う
祭文なんかは残念ながら我が家にはもう伝わってないので最後の陰陽師といわれるいざなぎ流に
伝わるものなんかの情報なので、
本当の陰陽道が使った祭文かは微妙ですが
いざなぎ流は神道色が非常に強いと言われてますから
ただ我が家なんかもちびっ子の頃に行ってた
祖母の生家なんかは、まだ御幣を切って
山の神~とかとして祀ってたり、結界を張ってたので
陰陽色は残ってましたが、子供心に思うに、
やはり土着感が強かったですね~
たしか荒神なんかも切ってた気もしますが、
今思うに密教の三宝荒神としてというよりも、
お台所なんかの神様としての荒神様だったのでしょう
ちなみに術的なものなんかも、
我が家に限らず民間の陰陽師さん達なんかは
かなり雑多なものを使ってた感覚はあるんです
わが家の場合は都に近い滋賀という立地もあり
(そんな近くもないが)
いわゆる大庄屋さんということで様々な人物の
お世話をしてたらしいのです
そんな感じの交流があったから、
術なんかもやはりかなり雑多で陰陽道というよりは
正直なんでもありなミクスチャー感覚
私がブレスや霊符なんかに開眼するやり方なんかも、
家に伝わってたやり方で、
実は密教式の略式なんですね~
また父方は村のいくつかの神社の宮司さんも兼ねていたので当然神道式なものも入ってますし、
全国の聖山を歩く山伏たちなんかも泊めてお世話してたりだったそうなので当然修験式なものも入ってる
密教なんかも術的な部分でいえば、
修験的なものも取り入れってるものもあったりですが、
根本はご本尊様への帰依~というものがあり
多分そこの根本のものは変わってないと思うのです
ぎぎといういわゆる教科書のようなものがアリそれに
従って~ですから
ちなみにぎぎを自分流にアレンジしたものを私議
というそうで、あくまでそれは私流であってメインではないのです
逆に陰陽道の場合、我が家のように村という
世間に流れてきたものって
仏教のように本尊様への帰依~という宗教的なものではないじゃないっすか
そうすると仏教や神道をはじめとするいわゆる
宗教の根本
信仰の対象物(神仏様)への変わらぬ供養法
というよう変えてはいけないものって案外ない
確かに陰陽道にも様々な神というものはいますが、
呪術としての対象ではあっても
信仰の対象ではないんですな~
結局我が家の場合は浄土真宗なので
一応阿弥陀様が家の信仰の対象になってますし、
安倍晴明さんのとこであれば安倍文珠院の文殊様かもしれないですし
ま、そうはいっても家としては浄土真宗ですが、
祖母なんかは観音様やお太子様、
はたまた蛇のような眷属さんなんかを大事に
信仰してましたが
ははは