呪詛の根本についてはよかけ、と名古屋弁でせかされるので(メールで催促される方多かったのでまずは手短に)。
なんで奈良平安期に呪詛が多かったというかね、
その後はそこまでじゃないのです。
ということは当然のことながら使われない筋肉は落ちるとおんなじで
その頃の大霊能者ってそれ以降現れないじゃん?
空海やら安倍晴明さんみたいな。(もしかして誤字?)
今までは時代の移り変わりで幽界が段々縮小だったと思っていたのです。
まあ、それもあるがそれ以上の理由があるのです。
不倫の旦那に
許しを請う晴明さん
御年58歳!!
まあお盛ん!!
それは穢れという日本独自の思想なんです。何回もしつこいくらい書いてるが。
で奈良、平安の呪詛の依頼者って基本貴族やら皇族じゃん。
大きな術やらを依頼するのって。
なんでか?その方達が最も嫌ってたものって穢れなんです。
それも血の穢れ。
で貴族社会ってその支配者層たちが穢れを嫌ってたから
実は自前の軍隊持ってなかったんです。
ほら、平治の乱とか思い出しても結局自前の軍隊持ってなかったから
何したかって言うと源氏と平氏という軍隊(武士)同士を戦わせるわけじゃん。
歴史的にも基本天皇の戦い方ってそんなでしょ?
承久の乱にしても。
ほら、だから自衛権というか警察権を行使できない支配者そうだったから
羅城門は荒れたりとかさ。
(ま、それじゃまずいということで下級貴族に検非違使なんかさせたが上級貴族はそんなこと
しないじゃん、検非違使なんか冠位低いしね、それが貴族の意識ね)。
そんな社会で政敵追い落としたい、敵を殺したいときどうします?
というのが答えね。
さて私の持論ですが
呪術(特に呪詛)は政治の中枢から外れると途端に力を失うというね
いまでも政治家さんのお抱え霊能者さんいたりいなかったりですが ははは
でも 平安期のような使われ方はしないでしょ?
うらデコチョコチョトいう感じで
平安期のように当時の日記や書物にも名前やエピソードが載っちゃうような
活躍はないでしょ?