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我が家の陰陽道の呪術

さて最近は色恋ネタなんぞ書いて軟弱なのでたまには本道の陰陽ネタを
といってもうちは民間の陰陽なので本式の術ではないのですが

逆にだからえぐくて生々しいのです

と言うことで我が家の術のお話(当然かける範囲)

 

うちは手っ取り早いと言うか、ま、田舎の残酷な感じです

狗神の蛇版をやってました

やっていましたと言っても当然私が生まれたころの代ではやってないとは思いますし、お正月なんかで親戚が集まっると、酔っぱらった年寄りたちが調子に乗ってそんな話をしてたので聞き覚え~なのですが

 

うちの式って蛇なのです 今更ですが基本として

何故って多分山奥なので入手が簡単だったと思うのです

 

生きてる蛇を式のように仕込んじゃうらしい

 

詳しくはさすがにかけませんがざっくりと

山なんかに行ってマムシとってきます
川とか水辺が危ないそうです。出没注意みたいな

 

たしか昔は蛇なんか薬にもしてた云々と言ってましたし、町まで売りにもいってたらしいです

 

そしたら瓶かなんかに入れときます

逃げ出さないように

ま、そこにがまがえるやらマムシを何匹か入れて生き残ったのを~

普通の蠱毒何でつまらんでしょ?

ネタにもなりゃしない

ま、蠱毒もしてたそうですがうちはちょっと違う

生き残った家というのはやはり普通とは一味違ったことするのです

餌をやらずに何日かほっとくのです。そのあたりは普通に蟲毒ですが

何日と言う話ではないですが

 

その間マムシに祭文というものを唱えるらしいのです
ま、はっきり覚えてないけど内容はお前は運悪くつかまった

このままいけば天命でお前は死ぬことになっている(餓死)

もし生き延びたかったら今からいうこいつのとこに言ってかみ殺して来い
そうしたらお酒を腹いっぱい飲ませてちゃんとうちの塚で祭ってやるぞ~

みたいな事を唱える

 

毎日決まった時間に

それでしばらくたったら山の中に離す

 

ま、時間やら方角と言うのがあってですね

うちからみの方角というよりも、我が家には蛇塚というものがありまして

そこを中心に見て~と言うようなことを言ってた気がしますs

 

任務遂行したらここでまつってやるぞ~ お酒もお菓子も食べ放題だぞ~みたいな感じでらしいのです

なので塚というのは供養のためという意味合いと,式をその気にさせるための術的な意味合いで使っていたらしい

中々やるでしょ?

ははは

 

かなり内容はしょってますが、ま、そんな感じなわけでですね

一応マムシも名前付けるのです

橋本真也みたいに それも呪というやつ

 

放つ前に一応祀るわけ(この辺りは完全にうろ覚えなのでそんなこと言ってたような記憶が程度)

ま、基本使い捨てなんだけど

以前ブログで式に使った蛇って使い捨ててたって書いたでしょ?

そんな感じで使い捨てにしてたようです

 

ちなみに自慢げに話してた爺さんたちなんかも多分時代的にはもうやってなかったんじゃないかな~

 

子供の頃にお父さんや爺さん辺りに、おまえの爺さんは昔こんな術使ってたんだぞ~的に聞かされてて、それが脳内変換かつ思いで補正なんかされて

 

どえらい術を使っていた!!そんな感じでやり方なんかももしかしたらこんなに立派ではなかったのを脳内アレンジして大げさになってたかもですが(多分そんな気がします)

ちなみに親戚のだれだれは(自分たちの爺さん世代らしい)~蛇式得意だったなあとか爺さん連中は昔はなしてたなっと

ま、今は皆さん死亡フラグですが

田舎というのはえぐいな~と思います

多分都のやんごとなき人や土御門家のように子爵~となられる方々と違い生死が身近にあり、なおかつ山に入って猟なんかも普通にしたりなので血というものに対する穢れもあんまなかったのかも

ちなみにこの手の話は当然普段は話したりしていなくて

親戚が集まって宴会が進んで年寄りが酔っ払うと口が滑っちゃう

 

そんな感じだったのでしょう ちなみに私はちびっ子の頃聞いたこの手の爺さん連中の術自慢は9割がたホラ、もしくは盛ってると思ってまっす ははは

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