母方の祖母の家ですが。実は子供の頃其処に行くのが嫌だったんです。
なぜか?恐いから。
其処は結構古い家で(といっても戦後の家)家の前は用水路があり
田園風景が拡がるのどかなとこなんですが。
なんというか家全体が薄暗く感じ、庭もまた薄暗い。
実際はそんなでもなかったのかもですが子供の私はそう感じました。
ただ家を建て替えるとその薄暗さが消えたのでやはり
その家が何か持っていたのです。
そこにとまりに行くと和室の広間で寝るのですが其処がまた。
其処の押し入れの上の小さい引き戸から夜な夜な何かが出てくるんです。
なんだか黒いもやもやなのですが形はいたちのようなものが。
大きさもそれくらいで。
それが夜になると這い出してきて天井やら布団の周りを駆けまわって。
でそれだけでなくその家の周りというか近所というか。
目の前の用水では大きな大蛇のようなものやお化けの蛙
(ムロンこの世のものでない)を視たり
河童(遠くてはっきり視得なかったが)のようなものを視たり。
河童は120センチくらいで全身深緑でぬめっとした感じ。
皿は確認できず。まあ子供の頃の記憶なのでちょっと怪しいですが。
感覚としては遠野に近い感覚なんです。地形的にもなんとなくね。
今では結構開けてるが。
多分昔は林だったんでしょう。で当時はその頃の生物(あっちの世界の)
がまだ生息出来てたんでしょう。
昔は其処の用水でめだかやフナを取って遊んでいてその時に
結構フッとなんかを視ちゃってたんです。
それもあるとき農薬か何かで用水の生き物が大量に死んでいて。
それからは用水もフナやらもいなくなったのですが。
その頃からこの世のものでないもの(まあ昔から住んでた精霊やら
)を見かけなくなったのです。
その頃に実は其処のあるところである大きな殺人事件
(結構ニュースにもなってた)も起きたりしまして。
今思うと地域の精霊やらって多分その地域の
何かを鎮めるというか平穏に過ごさせる何かを持ってたきがします。
ちなみに其処の地域のお祭りのときは実は神社の本殿に
赤い玉のようなものがスーッと入り込むのをよく見かけていたのだが
それ以降は実は見かけなかったりです。
農薬は一概にいけないとは言えないがただ生態系を崩し、
また土地の土や水にも何かしらの影響を与え
それが目に見えない精霊やらの生態系も崩しまわりまわって
私達の生活にも影響を及ぼすのだな。と思ったり。
なかなかその辺りは生産量やコスト等の兼ね合いもあって
難しい問題ですが。
開発もそうだが農薬やらも妖怪が姿を消した原因の一つかも