さて宮本武蔵の続きです
実は武蔵さんですが、尾張に行って柳生兵庫を見たと書いたじゃないっすか
そこで後半生のむさしの生き方が決まっちゃった気がするのです
それまでの武蔵の一番の目的って自分の名をあげること
どういうことかというと家格の高いところの兵法指南役になること
なのです
剣を極める云々は結局そのための方法論でしかないわけ
将軍家は無理だからでは御三家筆頭の尾張藩狙う!!
尾張に行って結局思い知らされたのが自分のような剣だけが強い
スマートさのかけらもない人間は今の時代指南役にはなれない
結局今でいうとこの 頭も家柄もお品もよい慶應ボーイじゃないと無理だわ!!時代は変わったな~
俺取り残されちゃった
そんな感じなんですね 武蔵さん見た目にいろんな説がありますが
私の感覚ですと眼光がらんらんとして鋭いというよりも怖い
今でもいるじゃないっすか どうこう開いてじっとこちらの目を凝視する狂人のような感じ
服装もセンスのかけらもなく頭髪も含め汚い
それこそですね 昭和のお風呂にも入らないバンカラ応援団が
お洒落な外資系企業やらの本社の受付に来ちゃったかのような場違い勘
そんな感じなんですね
しかもこれから必要なのは剣の強さ以上に政治なんかも
アドバイスできるそんな顧問的立場
元々頭の良い男なのでサクッと分かったんだと思います
あ、俺都会の藩では無理!!
後半生、研技の研鑽や書画と言った芸術、五輪の書~なんか頑張ってますが
この方が一番頑張ったのって結局自分の跡継ぎの英才教育だったんじゃないっすかね
お子さんいないので養子もらったじゃないっすか
今でいう腕のいい中卒大工の棟梁が
これからは学歴だ!!とばかりに息子を英才教育して東大入れちゃいます
そんな感じで伊織に託したんじゃないっすかね
自分が手に入れられなかった学問やスマートさ
それに心血注いだ気が凄くします
そのかいあって伊織さん、小倉藩の筆頭家老として、名家老として歴史に名を残してますから
武蔵の一番の作品なのかもしれないですな
そう考えると剣豪宮本武蔵って哀しみを感じちゃいます
哀愁デートみたいな(ジャニーさん、追悼の意を込めて)