温泉ついでにダラットした話を。
平家の落ち武者の隠れ里で有名な湯西川温泉ってあるでしょ?
其処のいいたび夢気分とかでも紹介されてる宿なんだけど。
其処にいく山道のある地点から急に空気が変わるんです。
あ、こっから先は歓迎されてないぞって。
凄いぼろいかっこうした農民が槍やら鍬やらもって
通さないようにしてるんです。
よそ者を。
こっからが昔は集落だったんだな、
ここが入り口で不審者を見張ってたんだなって。
源平で落ちてった平氏ではなくその子孫だと思います。
今の我々が思ってる何百倍も平氏の子孫って身を潜めてたんですね。
で宿で寝てると(露天風呂でフロから川向こうの山を見てても)
そっから農民がやはりでてくるんです。
で顔を上から覗き込んだり何者かを確認してるんです。
余りのリアルさに脂汗びっしょり&金縛りで動けないもん。
しかもうとうとじゃなくてしっかり覚醒してるときだから。
コエーって。(霊能者の癖にね)。
多分昔は不審者は捕らえられることもあったろうが
その場で殺されてたんでしょう。
でもろに落ち武者さんも見かけて。
一心になんか探してるわけ。
で何だ?と思って意識あわせると安徳天皇なわけ。
(ま、御自分でググッテね)。
確かに湯西川に落ちてきたってことは
壇ノ浦で敗走というよりもっと前の感じじゃん。
多分。
安徳天皇が亡くなったって知らないんだろうなって。
で落ち武者の子孫の霊にアクセスしても同じような感覚が。
今我々が思ってる何百倍も
隠れ里の暮らしって苦しかったと思うけど。
そこでやってこれたよりどころは安徳天皇なわけ。
清盛でも平氏ブランドでもなく。
文字通り玉を我々が手中にしている。
天皇を抱いていて義は我々にあるという自尊心のみ。
昔からこの日本って錦の御旗を立てれば勝つじゃん。
戦いには大義名分が必要で
その最大のものが帝じゃん。
それ凄く感じて。
で多分戦前までそうだったと思うけど天皇=神、
それこそアマテラスの
生まれ変わり位に思われてますね。
これ以前壇ノ浦に行ったときに感じたことがあって。
源氏の兵士は海中の3種の神器は必死で
探して海中から引き上げようとしてるけど、
安徳天皇にはそれを感じないんです。
逆に我々なんかが天皇に触れてもいいの?
って感覚感じたんです。
多分生きながら海中から引き上げようとすれば
出来たんじゃないかなあ
と思って今調べたら天皇を抱いて入水した
按察使局は引き上げられて助かってるじゃん。
その下のページにあった安徳天皇をなぜ入水自殺させたか分からない?
って知恵袋に質問あったが分かるよ!!って。
源氏にそんな生き神様を渡せるかって。
そうしたら源氏が官軍になって大義名分が付くでしょ?
でその辺りの政治感覚が義経には全くなくて困ったもんで。
頼朝の義経への怒りは結局其処。
政治感覚の欠如。
勝手に朝廷から官位もらったり、
平氏追討だって頼朝一番の指令は
3種の神器を奪うことだったと感じるのです。
義経は平氏を滅ぼすことだとおもってって。
で滅ぼしたのにおにいちゃんマジ切れ、
もう意味わからんし。
おれももう切れるぞって感じね。
でも義経3種の神器2つしか奪えなかったじゃん。
1個は藻屑の泡で。
ここ余り歴史で語られんが凄く大事。
なぜって3種がそろわないと正当な天皇って認められんじゃん。
即位しても。
逆に3種があれば幕府が立てた天皇を即位で大義が手に入るでしょ?
それこそ手中にアマテラスが。
そうすると頼朝の最大の敵朝廷に対して
錦の御旗立てれるわけ。
それがナイトやっぱ旗色悪いじゃん。
朝廷は元天皇の後白河法皇なんだから。
あっちが大義でしょ?
でも3種の神器あれば幕府に大義がうつるわけ。
現役の天皇なんだから。
ま、そんなこんなであんな山の中
(当時なんかは多分今の感覚だとエベレストとかアマゾンの
ジャングルに隠れ住む感覚)
でがんばれたのも安徳天皇という存在、
義は我らにありなんだと思います。
ま、生きてくために仕方なく山中が現実ですが
でそれと似た感覚感じたとこがあって。
皆さん大好きな天河辺りがヒントね。
南北朝時代の。