コンサルというお仕事柄(当然霊的なこと込み)結構相談される内容に
人事というものがある
人事といっても様々なパターンがある
たとえばトップの下に誰をつけるかというのも
創業者がトップなのか、いわゆるサラリーマン上りがトップなのか
はたまた外部から招いたトップなのか
業界の状況、会社の状況云々でも変わってくるのでなかなか興味深い
ただ一つ言えることは、そのジャンルが衰退している状況で
新たなことを導入する人材をつぶそうとする旧態依然とした人物というのは
泥船の船長としては失格
このままおんなじことやってたら沈むというのが分かり切っていても
伝統や慣習というものを錦の旗印にして
新たなものを否定する人材、いわゆる老害と言う人材はどこにでもいる
私なんかはこの手の方々の思考がとても興味あるので
その立場を退いたその手の方々には何人もお会いして本音を聞いてたりするのです(案外人脈があるタイプ)
現役時代は自分のやり方を否定はしなかったのですが
皆さん現役を退いて、会社やそのジャンルが衰退しまくってるのを
見た本音を語ってくれる
皆さんおっしゃるのは、結局当時の自分は新しいものという発想を持っていなかったから
新たな発想は否定するしかなかったというのですね
時計を逆回転してもう一度トップに立ったらどうするか?と聞くと
若い者を抜擢する、たとえそれが失敗だとしても
旧態依然としたことを繰り返して船が沈むよりもなんぼかええ
自分の任期中に老害と呼ばれる人間を排除すると皆さんおっしゃる
まあ本音なのでしょう
さて私が様々な方を見ていて確信していることがある
いわゆる創業者として必要な能力(というよりも人間性)
猜疑心が非常に強く、思い付きで行動する
という特性なんですね
朝言ったことが昼には変わってるという部下にとってはとっても困る
特性
歴史上の人物で言えば我らが織田信長公がこの典型!!
創業者社長の多くがこの特性を持っている
逆に猜疑心があまりない無警戒な創業者って裏切り云々に合って
会社乗っ取られたりつぶしたりしてるんですよね~
我が一族の出世頭の叔父に聞くと
昭和の時代にググっと大きくなった企業のトップは皆さん思い付きで行動して猜疑心が強かったといいますもん
なので皆さん大番頭という腹心を自分の身近において
ワンクッション置いていたといいますもんね~
思い付きと猜疑心ということは大抵皆さん気性が激しい
(しかも昭和なので軍隊上がり多し)
創業者の言葉をストレートに伝えると様々な不協和音が生じるので
番頭さんがソフトに意図を伝える
時には創業者の指示を胸にしまって伝えないこともある
当然創業家との信頼関係も築いているパターン多し
野球の監督なんかでも
星野さんの下に島野さん 落合さんの下に森繁さん
こういう番頭を配置できる組織はやはり強い!!
日本には宦官文化がないと言われますが宦官の代わりに大番頭という
文化があるのです
古くは秀吉公の三成くん 景勝公に直江さんのように
ちなみに番頭さんにとって最も大事なことは当然トップにならないこと!!
創業者がお亡くなりになったり退いた場合は自分自身も
退任することが大事なことなのです
読者さんの中には起業したい!!でかい会社作りたいという夢や野望を持った方もいると思いますが
ご自身が思い付き&猜疑心が強いと自覚しているのなら
二人三脚で歩ける大番頭さんを見つけることはとっても大事
それ次第で成功できるかどうかが決まる!!と言っても過言ではない
ちなみに優秀な大番頭さんは創業時からそばにいるというよりも
ある程度軌道に乗ってからどこからかやってくるパターン多し
創業時に一緒に頑張ったお仲間さんって会社の規模が大きくなるにつれて
能力が追っつかなくなりますからね~
規模が大きくなってから入る従業員の方が当然優秀ですから
(当然高学歴、高経歴が入ってくる)
その時、創業時から貢献してくれた人材をどう扱うかで
結構会社の将来に影響します
私的には創業時一緒に苦労してくれた従業員は大事にしろよ~と
マジで思います