我が一族の出世頭である叔父はある大企業の相談役まで勤め、
創業者のお前の眼が黒い間は会社を見張れ!!という密約もあり
倒れて要介護になる80過ぎまで君臨し続けた
そんな叔父は新入社員で入社して結婚するまで創業者宅にず~と
住んでいたため文字通り24時間創業者の薫陶を受けていた
(軍人上がりなので星野政権の如く鉄拳制裁の世界で大変らだったらしい)
創業者の表も裏もすべて見てきた叔父が言うには
創業者が大切にしていたことが二つあったそうで
それが会社の大きな発展につながったと思うと常々言っていた
それは供養と産土
創業者はこの二つをとても熱心に行っており、
入社後は叔父が創業家の供養、会社で亡くなった方々の供養
(会社としての)
産土である○○神社での毎年の法要というのを結局60年以上
請け負っていた
某本山に会社の供養塔があり、毎年そこで結構盛大な慰霊祭なんかも取り仕切っており、創業家の大番頭さん的立場だったので
創業家を取り巻く様々な物事も見てきている
家や会社の繁栄の根本は供養と神祀りが土台になると常々言っておりますが
もひとつ興味深いことを最近ぽつりぽつりと言いだしている
結局家の繁栄というのは何かの犠牲の上に成り立っているんだよな~と
創業家一族のことをさすがに詳しくは書けないのですが
一族で反映する家があると必ずうまくいかない家が出る
兄弟の場合もあれば親戚の場合もある
多くの場合は本家の長男が繫栄し(社会的にだけでなく子孫を残すという意味でも)
分家というものは本家に徳分、福分を取られてる場合が多い
多分先祖というものが一番大切に思ってることは家系が続くこと
何だろうな~
旧家や、やんごとなき家なんかの多くは本家が仏壇やお位牌なんかを
祀ってるので、先祖の守り云々もそれらを守ってる家に行くんじゃないか?
ということを最近言っている
大企業のトップ(特に創業家)や代々の政治家、明治の元勲の直系の子孫のようないわゆる力を未だに持ってる家の本家筋って
どこももれなく立派なお仏壇、先祖代々のお仏壇をきちんと祀ってるそうなんですね
たしかに家が繁栄して続く、社会的に大成功を治めるって自分だけの能力では無理ですもんね
先祖や神仏の大きな後押しや導きがないと
ちなみに創業者はお亡くなりになった後、出身地に胸像を建て
大きな法要を行いましたが
それも叔父が仕切っており、法要の最中にふと
人間最後は故郷の産土に戻るのかもしれないな~と思ったそうです
故郷を捨てるという表現がありますが
故郷を離れても、心の中で故郷を捨てない方が絶対良いよな~
文字通り故郷をすてると、産土様という方が力を貸してくれなくなっちゃうんだろうなと思いますね
お墓なんかも、田舎はいくのが大変で子供たちに負担がかかると言って
都会に新たなお墓を建てたり、墓じまいしたりしますが
本来であればやはり先祖代々の墓に入った方がいいかもですね
そうでないと先祖との縁、故郷や代々の土地の力というものが
子孫に行かなくなっちゃう、縁が切れちゃうのかもな~と思ったりもします