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法隆寺五重塔の心柱に見る知識と仏の智慧

大晦日に聖徳太子と法隆寺について放送していた番組内で

法隆寺の改修を行った宮大工さんがとっても素晴らしいことを言っていた

てか法隆寺の大改修って50年にわたって行われていたことにびっくり!!

 

法隆寺には世界最古の木造建築である五重塔がある

建てられたのはなんと1400年前!!

五重塔には真ん中に心柱というものがある

学校の教科書等では地震の時に心柱が左右にたわみながら揺れて揺れを吸収するからとっても地震に強いと説明されるものですが

宮大工さんの説明では心柱の真下にはいわゆる仏舎利が埋まっていて

 

その上に心柱を建てることで心柱=仏様の体ということになり

五重塔という建物自体は心柱を覆う建造物にしか過ぎない

 

五重塔という高さのある建物を建てるのは遠くからでも仏舎利(仏様)

を拝めるためのものというとっても驚きの説明をしておられました

 

その心柱ですが、仏様の体ということであの大きな柱に1本の釘等も使われていないそうなのです

また建物自体もヒノキを使っているから1000年以上も残っているらしい

(杉等は300b~500年くらいしか持たないらしい)

宮大工の口伝で生えていた方向に木を使うというものがあるそうで

南向きに立っていた面は、五重塔でも南向きに使う

木が生えていた時の太陽が当たる向きのままに使うことで建造物として利用した時にひびが入ったりゆがんだりしないそうなのです

すげええ!!

 

現代のように科学という知識がなかった時代にこんなことをできるというのは智慧がすごかったというお話なのですが

知識と智慧というものの違いがとっても分かりやすく説明されていたのです

 

知識というものはお勉強や研究等で外から得るもの、身に着けるもの

智慧というものは初めから持っていて(もしかして人類の集合意識として持っているもの)掘り起こすもの

もしくはアクセスして手に入れるもの

そんな気がするのです

五重塔なんかであれば、仏様から教えていただいた仏の智慧というものが

ふんだんに使われているかもしれんですな~

 

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