密教では鬼神や夜叉と深い関わりのある方々がいる
青面金剛やダキニ天なんかのように
この方達は夜叉のボス的な感じで鬼神や夜叉たちをコントロールする
そんな感じで思ってましたが
実は整えるという方がもしかして正しいのかも?
先日拝んでいたらそんな感覚が頭の中に入ってきた
仁王経には国乱れるときはまず鬼神乱れると書かれていますし
中国なんかでは国家が乱れるのは国を治める皇帝の徳が失われたから
そんな治徳政治が昔から言われてたりもします
整えるというのは、乱れた夜叉や鬼神の類を正しい状態
あるべき状態に整える、今風に言えば精神や鬼神の組織なんかを
整える
そんな感覚かも?
これは国家というような大きな枠組みだけではなく
家庭や家系と言ったもっとミクロな所でも同じく
特に家が乱れてたり(口論が絶えなかったり、様々な家庭内の問題)
家系が乱れていたり、会社なんかの組織が乱れてたりする場合にも
とても効果があるような気がします
夜叉を使われるような尊天様なんかは、夜叉を動かして
強力に現世利益や呪詛調伏的に効果があるというイメージですが
(当然それもあるのでしょうが)
もしかしたらそちらのあるべき姿に整えていく
そちらの方が案外尊天様の請願なのかもしれないな~と思ったり
デス
ちなみに病気なんかも、鬼神の類が病原をパクり
そんな感覚もありますが、それプラス、乱れた身体を整える
そんな感じで病気を治してくれる
そんな働き方もする気がしてならないですね
さて最近特に思うのが神供ということなんです
いわゆる密教の壇の中に入ってくれない方々の供養なのですが
神祇であったり鬼神や夜叉の類であったりという日本の仏教の
方々ではない方々への供養
これがとても大事だな~ととても思うのです
特に鬼神や夜叉と言ったたぐいの方々なんかは日ごろから供養なんかして手なづけておく必要がある気がします
昔でいえば蜂須賀小六のような、地域のとても力と武力を持った土豪
のようなもので
日ごろから懇意にしておけばいざ合戦になった時にとても目覚ましい活躍をしてくれる
ただ敵に回るととても厄介
そんな感じに近いかも ははは
さてレポになります
昨年9月に、夫に病気ブレスレットをお願いしました〇〇です。
その節は迅速にご対応いただきまして、ありがとうございました。
ブレスレットをお願いしました際には、余命宣告が(家族だけに)なされた命のため、治癒や長生きをお願いするのでなく、
本人の、病気による苦しさや痛みをできる限り少なくしていただくように、願いを込めていただきました。
作っていただいた病気ブレスレットを夫が身につけ
胸ポケットにお守りを入れた数日後、9月下旬に、緩和ケア病棟の先生に初めてお会いしました。
付き添いの私は週イチくらいでここに通うのかなと思いながら話を聞いていたら、その日の午後に入院となり。
ああ周りや本人が思っている以上に悪いんだ、と改めて覚悟をしてから数日後。
入院病棟の廊下で私を見つけた先生が、ヒソヒソ声で、「あのね、○○さん(夫)のことだけど、顔色いいし、食欲もあるみたいだし、(体調の良さに)ちょっとびっくりしてる」と話しかけてこられました。
外来初日に即入院を決めたほど体調の悪さが見えたのに、今はものすごく落ち着いていますね、と。
ジミヘンさんのブレスレポを日頃からよく拝読している私にとっては、医師からの「びっくりしてる」は見慣れた言葉でしたが、
自分の家族に対しても言われる日が来るとは!!と、私はそっちにビックリしていました。
お医者さんって、自分の見立てと展開が違うと、ビックリされるんですね。(笑)おそらく良いほうに、の時だけだと思いますが。
ただ、緩和ケア病棟の医長であるその先生が、夫の入院初日に、私だけにおっしゃった「もしかしたら来月にも」は、外れませんでした。
そこは緩和ケア病棟で何百人と見送ってこられた見立て、さすがだなぁと。
ブレスレットを作っていただいてから約1ヶ月でお迎えがきましたが、お願いしました通り、最期も、苦しむことなくゆっくりと、
眠ったまま、フェイドアウトしていきました。
先生も病棟にいてくださった時間に。
入院する前、お世話になった訪問看護の方に緩和ケアの先生の話をすると、「いい先生にみてもらえますね」と言われました。
この、看取っていただいた先生とのご縁を結んでいただけたのも、きっとブレスレットのおかげと感謝しています。
病気ブレスレットの本来の働きや願いとは少し違ったかもしれませんが、私が夫のためにお願いしたことは、
全て叶えていただきました。
家族にとって良い看取りとなりました。ありがとうございます。
やっと、涙が出ることなく思い出話が出来るようになりましたので、遅ればせながらレポートを提出していただきました。