先日知人の相談で、ある霊能者の先生から、
何代前の先祖が人を切ってるから云々で
それは供養しとかないと子孫にもいくよ~
と言われたと相談があった
その鑑定自体が正しいかどうかははっきり言って
分からない
ただその先生にとってはそう見えたというのも現実
ただ私が引っ掛かったのは、
供養もその先生がやるということで、
その先生とくにお坊さんでもないから、できんのかな~
自己流で、
そんな何百年と祟ってたり云々の因縁を供養という形で
解消できるのか??とおもったりですが
まあそこも置いときます
さて私が思うのは、ピンポイントの供養で凄く
効果があるのかどうか
癌細胞のようにピンポイントの原因がそれで、
ピンポイントで取り除ければ効果はあるのでしょうが
大抵の因縁なんて複雑に絡み合ってる
そんな簡単なもんじゃない
うちのおばの実家というのが歴史の教科書に
ちょろっと載るようなお武家さんで
(当然圧倒的に負け組)
やはり戦国時代なので先祖がたくさん人を切ってるから
今でも男はどこどこに~女はおはどこどこに~
と言った具合に出るのです
目が云々
はっきり言ってこの手のものなんて
誰が原因でピンポイントなんてあり得ないじゃないっすか
だって昔の戦なんかはそこの当主だけでなく
一族郎党そう出陣で
一族郎党が切ってるじゃないっすか
その一族だって息子~の直系だけでなく、
おじや従妹、そのまた親戚
といった血縁者そう出陣が普通
そうなると結局この人がなんて断定できる場合の方が
少ない
今の感覚でいえば合戦で人を殺すのは悪ですが、
善悪って時代によって変わっていく
相対的なものじゃないっすか
石田三成は悪で家康は善、平家は悪で源氏は善、
そんな構図ってありますが
三成が勝って平家が勝っていたら
三成や平家が善であってということになるじゃないっすか~
大義って結局勝者の都合ですから
そういう時代であれば合戦で負けるということが
やはり悪という常識の時代
因縁云々って時代背景、社会背景云々も
複雑に混ざり合って簡単にこの人云々とはなかなか
言えないと思うのです
道徳だって同じ
現代では政治家さんのお妾問題、発覚すると叩かれますが
昭和の時代は普通
もっと昔は後継者を作るために
秀吉さんのようにたっくさんの
お妾さん抱えてたり
村のお祭りや夜這いというものが文化としてあった
お国
多分性にはおおらかなお国だったと思うのです
でも今の時代は当然NGじゃないっすか
因縁なんかも、昔でいえば因縁とならなかったものが、
もしかしたら
時代が変わって意識が変わると因縁となるというものも
あるかもしれないな~と思ったりもします
将門公だってもしかしたら、死んだときは、
坂東武者らしく、ああ、死んだか~
程度だったかもですが、
当時の人や後の人たちが、ああ~、あんな偉大な
漢が志半ばで討たれるなんて
どれだけ無念だったことでしょう~ということで
将門公の思いをくみ取って慰霊してったら、
逆に、ああ、やっぱ無念だったな~
と思うかもしれないし、
はたまた無念の思いを残して死んでいった他の霊たちが
時代を超えて神田明神さんのとこに集まって
意識場が出来ちゃうかも
ま、そのあたりは本と分からんので
とりあえず供養ってこの人と決めつけずに
淡々と家計全体の供養をしといて、
ああ、この人もしかして~と浮かんで来たら
その人をちょっと調べて
(調べたり、意識向けるだけでも供養になるので)
それでそういう場合はピンポイントで~
がいいのかもしれないですね
最初からピンポイントではなくまずは全体からが