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達人はどの世界にも通じる 祈祷や呪術の達人になるには

最近特に思うのが、どの道も通じてるんだな~ということ

武術でも呪術でも祈祷でも、ビジネスでも上に行けば行くほど

他の道とも通じてる

 

いわゆる達人というものになると他の世界の達人とも通じ合う世界に達するのでしょう

大企業のトップが、名僧と呼ばれる老僧にわざわざ経営の話を聞きに行く

普通に考えれば名僧といえども経営のド素人

経営について学ぶどころか通じ合う話なんかできそうもないのですが

 

それでもお忙しい企業のトップがわざわざ時間を作って相談に行くというのは通じ合う何かがあるのでしょう

学ぶべき何かがあるのでしょう

(密教系に限らず、祈祷をしないような

宗派の名僧にも会いに行きますから)

 

日本で達人というと、いわゆる剣豪と呼ばれる人々が想像されますが

私的には昭和の剣豪と言えば落合さん(結婚前は試合が終わると堀之内に直行)

平成はイチローさん、令和はオタニサ~ンなのですが(平成には前田も)

 

その落合さん、現役時代は練習嫌いのイメージがあった

(我らがドベゴンズ時代には、室内練習場でのろい球を打ってたり

体を正面に向けてボールをさばいてたりの

全国的には企業秘密の練習風景が普通にニュースで流れてましたが)

 

監督になってからいつも言うのが、プロの世界で練習してないやつが通用するわけはない

自分ほどバットを振った選手はいない、王選手以外は

その過程は絶対に裏切らないと言っております

 

まずはひたすら数こなせ!!という、今どきの方には受け入れられない

昭和的発想、実は何の世界にも通じるのです

 

漫画刃牙のモデルになった格闘家~武術家と転身した平さんがいつも言うのが、世間的には全く無意味に見える武術の型には宝が詰まってって

ひたすら型を数こなすと、その武術の体になっていくというのです

その武術に適した身体操作と筋肉や骨格の姿になっていく

 

落合さんにしても平さんにしてもまずはその競技に適した身体操作や

肉体、体力という土台を付けてからの技術論なんですね~

 

もひとつ大事なのは、ひたすら数をこなして体がオートマチックに反応できるレベルになっておくということ

相手のパンチや150キロを超すボールなんて考えてから体を動かしてたら

間に合わない

オートマチックに体が動いてる状態になっておく

そのためにひたすら型を行いバットを振る

格闘技であればひたすらスパーを行う

 

達人の道というのは気候や風土、人種や国民性によって違うと思うのです

欧米人とは身体能力や精神性が異なる日本人は

日本人に適した鍛錬が一番効率よいんじゃないかと思うのです

遠回りに見えても結果的には

ちなみに身体能力が劣っているというよりも、異なっているという言い方が正しい気がします

なので昔から伝わってる(残ってる)鍛錬法や方法論は

最も日本人にとって効率的なものだから残ってるのでしょう

 

祈祷や術なんかの世界も実は同じなんだと思う

スピなんかの祈願法云々いまいち知りませんが

多分昔からの型というものがなく、独自で作ったものがほとんどだと思いますが(それっぽいのは古神道あたりからチョイスしてそう)

なので本人のイメージ中心となってそうですが

(龍神様とつながれた云々)

 

伝統的なものは、やはりイメージの先の世界というものが大事な気がするのです

祈祷中にひたすら仏の世界を観想するの先の世界

その法を行うだけで(壇に上がるだけで)オートマチックに神仏や

介在する霊的存在につながる世界

 

そこが達人と呼ばれる世界なんだと思うのです

そこに到達するには結局ひたすらバットを振る、型を行うということしかないのでしょう

祈祷や術の世界でいえば、ひたすら拝み込む

愚直な世界のその先に、いわゆる達人たちが通じた世界が開けるのでしょうね~

 

ちなみに才能云々という言葉がありますが

世の中確かに一握りの天才という人種は存在してる(悲しいことに現実です)

 

ただ天才という才能以外にも上がっていく才能はあるよな~と思うのです

愚直にやり続ける才能

この才能があればかなりの世界にまで行けちゃう場合も多々ありです

ただ一つ言えるのは

何の世界でも、愚直に反復練習ができない人は上に上がれない

これは確かだと思います

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