以前少し紹介した森達也さんのオカルトと言う本を
トイレで読み直してる
その中で政界の陰陽師富士谷紹憲と言う人物が出てくる
最初に読んだときは特に印象に残らなかったのですが
改めて読みなおすと結構興味深い
当然面識は何ですし、お名前を聞いたこともないのでどんな方かは
誌面でしか知りませんがかなりな山師感!!
ははは
自称永田町の陰陽師で政治家の指南役であり風水師であり霊視や占いもして
なおかつ陰謀論も好きという
私じゃん!!!
がはは(ま、冗談)
正直この方事態に興味を持ったわけではなく、昭和~平成の頭くらいまでは
こんな感じの怪しげなフィクサー的な人って結構いたよな~と思ったのです
私もお仕事柄、家系柄この手の人物はちょくちょくお会いしてますが
皆さん中々のたま(良い意味でも悪い意味でも)
押しが強くちょっと胡散臭く、でも愛嬌があって憎めない
そんな織田無道さん的な人が多かった
私的には、山師と言う言葉がぴったりくる方々
逆に令和の現在ってその手の山師は絶滅危惧種となって
みなさん詐欺師に近いよな~ スケールや魅力が小さくなってるよな~
と思うのです
織田無道さん的な方達って経歴もですが、話す内容がかなりスケールの大きいホラ話
歴史上の偉人でいえば坂本龍馬のようなタイプ
ホラはデカければいいを地で行く人物
なのですがこの手の人物ってお偉い方々にとても可愛がられる
お偉い方々も話半分でニコニコしながら聞いている
聞いているというよりもホラ話を聞くことが楽しい!!
そんな不思議な魅力を皆さん持ってたりするんですよね~
何気に様々な分野に造詣が深かったりもするし
場持ちがして、大ぶろしきも拡げれて、霊的な能力もあるとなれば(なおかつ何故だか教養もそこそこある)
企業家や政治家さんからの受けは圧倒的に良い
そんな魅力あふれるタイプって最近と~っても減りましたよね
私もお仕事柄、この手の指南役を狙ってる方たちにお会いする機会は
なくはない
お偉い方がその方々と会うときに同席して、後でどう思う?と感想聞かれる機会はなくはない
私がお会いした方々なんかは総じて教養と愛嬌がない方が多かったのです
その手の方々でも、お若い場合は魅力的な大風呂敷を結構望まれることが多いのですが
魅力的な大風呂敷が拡げられない
風呂敷を拡げても単なるい薄っぺらい自慢話程度だったりするので
お偉い方々の興味を惹けなかったりするのです
お偉いお年寄りって若者の魅力的な大風呂敷は大好きですから
ま、今の時代頭も切れて教養もあれば、こんな方向に進もうとはしないのでしょうね~
逆に行っちゃえばこちらの方向を目指す方々って正直今一な人材が多いですもん(人材難)
そう考えると、お偉い方々とお話しできるくらいの教養と
ジャッジができるだけの占いや霊視の能力を身に着けて
なおかつ年寄りを喜ばせることのできる愛嬌なんかを持ってれば
案外指南役を目指せなくはない時代なのかもですね~
ちなみにいわゆる太客と呼ばれる方達をつける大事な教養の一つは
歴史です
歴史のお話が出来ない人はその手のお偉いさんは中々つけれないですよ~
皆さんなんだかんだで歴史から学んでいますから
特に後期高齢者をとっくに飛び越えたような財界の方々は
戦前~戦後のごたごた期の歴史は必須です
やはり政治思想と言うものは(それに絡む戦後経済史)は必須ですもん
あとはあの時代の方々って我々からしたらカビの生えまくったような哲学を
学生さんの頃齧った方々が多いので
カントやニーチェ、ショーペンハウアあたりの話題について行けると
かなり喜ばれます!!
コンサルやりたいんです~ 政治家の指南役なんかやりたいんです~という
占い師さんなんか私の周りにもいますが
私に言わせれば占いの技術はあっても、そのほかの重要な教養が
勉強不足!!なのです