吉原の遊女のアイコンとして燦然と輝く高尾大夫
実は高尾大夫って海老蔵さんと同じで、襲名方式だったんですね~
一番有名なのが、二代目の高尾大夫
仙台藩主が5億で見受けを!!と願ったほどのBIG NAME
今の感覚でいえば顔の長いしゃくれで
猪木ちゃんと呼ばれてそうですが、当時の感覚でいえば超絶美人だったのでしょう
ちなみに平安時代の超絶美人は当然我らが山下達郎先生!!
(平安美人)
さてその二代目高尾大夫、かの井原西鶴さんの
好色一代男(どえらいググっと来るタイトル!!)にも登場の方ですが
実は前々から紅葉の精なんじゃないのか??と思ってたのです
マジで(頭大丈夫か??)
安倍晴明の母ちゃんが狐の精説はどう考えてもうそでしょ!!と言い切るくせに
先日NHK(エヌエイチケイ)で高尾大夫の番組見た時に
確信しました
紅葉の精だわ!!!この方那須塩原出身だったんですね~
幼いころは家が貧しく、河原で木の葉化石を拾ってきて
それを売って生計を立ててたらしいですし(当然紅葉の名所なので
番組では紅葉)
高尾山で紅葉見てたいそう感動したとか、遺品が、塩原のお寺にあり
紅葉が描かれた打掛であったり紅葉だらけ
ついでにこちらの紅葉の若い頃がどえらい美人だったと知って大変ショックな今日この頃
月日は百代の過客にして~とは、スパイ説もある松尾芭蕉さんですが
月日というのはマジ無残!!
さてそんな紅葉さん、お母さんの美沙さんと西村京太郎先生の関係も気になりますが
とその話題ではなく高尾さん
お江戸の日本橋に、高尾大夫の頭蓋骨を祀った高尾稲荷神社がありますが
毎年例大祭にご神体の頭蓋骨も御開帳~(好色一代男オマージュな表現)もあります
見受けに応じなかった高尾大夫に、怒り狂った仙台藩主が吊るし斬りで
殺害し、遺体を海に投げ捨て
その上がった遺体を不憫に思い祀ったとされてますが
流石にうそでしょ~
江戸時代とは言え、藩主がそんなことしたというのが幕府に知れたら
仙台藩当然おとりつぶしですから
しかも親藩ではなく、島津、清正、福島さんと並んで江戸幕府が最も警戒した仙台藩ですからね!!
ちなみに高尾大夫さんは、働いてた三浦屋さんが墓までたててねんごろに弔ってたそうです
さてそんな吉原ですが、おらが町名古屋の中村遊郭と同じく
大門が締められ、自由に遊郭内に出入りできないイメージでしたが
そんなことなかったんですね
春には遊郭のメインストリートに桜の木をたくさん植えてライトアップ
秋には紅葉の木を持ってきて紅葉を
夢の国のディズニーパレードのようなこともしょっちゅうやって
仕事帰りのさんなんかが気軽に立ち寄れる、江戸のディズニーランドてきなとこでもあったそうなのです
ビックリ仰天
イメージとしては吉原の中央に鶴岡八幡宮の若宮大路みたいな
メインストリートがあって、そこに桜の季節は桜の木、紅葉の季節には
紅葉の木をわざわざ取り寄せて植えて
夜はライトアップ、時には遊女たちが仮装してハロウィン行列~
そんな感じで老若男女問わず、観光客を集めていた江戸を代表するレジャー施設でもあったそうなのです
吉原全体で一日に1億円の売り上げがあったそうなんですね~
江戸幕府公認ということは当然江戸幕府に税収が入るので
幕府にしても重要なスポット、ある意味国を挙げて吉原を盛り上げてた
そうです
ちなみに高尾稲荷は、多分その辺りで倒れて亡くなった人の頭蓋骨なんかをお稲荷様に合祀して、それがいつの頃からか
高尾大夫と言われるようになったと思います
夢はないけど