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いざなぎ流と修験道

さて現在最後の陰陽師と言われて久しい四国の物部村のいざなぎ流の陰陽道の本を読んでますが

本というより完全な研究資料 いわゆる自治体が文化としての陰陽道を残すために編纂したものなので正直読み物としてはとても面白くない

ひたすら儀式の手順や読まれる祭文が描かれているという本というよりは次第書

なので正直なかなかページが進まない

 

3冊セットで病人祈祷編や神祈祷〜といったように祈祷の内容で編纂

読むのが辛い!

 

ですが読んでいくとなかなかな面白い発見も いざなぎ流というと陰陽道というよりも神道の

影響が〜と言われたりもしますが それって結局いわゆる祭文というものが肝だからなのですが、私がこの本というか次第賞のような資料読んで思うのが

神道ではなく、修験の影響が強いかもなのです

 

一応わたくしも山伏の格好して(修験装束)修験もやりますが(当然法螺貝は重いので持ちません)

 

祭文が神道というより修験のものに近いかも

修験の祭文なんかも結構とっ散らかってるといいますか荒唐無稽な世界観のもの多いじゃないっすか

 

それでもなぜか効いちゃうというなかなか摩訶不思議な世界でもありますし

私なんかは実家の方が民間の陰陽道というかいわゆるなんでもありな拝み屋さんなので

世界観なんかもやはり結構荒唐無稽でとっ散らかってるのです

 

密教のいわゆる加行をやって一番びっくりしたことが、なんて洗練されてるんだ!

体系立っているんだ!!だったのです

 

生合成が取れてるといいますか

術の世界って基本生合成が取れてないし、我々現代人から見るとかなりはてな君の世界観

なのですが

密教って1000年以上にわたっていわゆる当時の一流の知識人たちが学問としての密教を作ったりもで 現代の我々が読んでも難ししぎて理解できない!!と言いますか

読むことすらしんどい

 

それと比べると修験ってかなり荒唐無稽の部分もあるのですが

ただですね 私なんかが思うに、密教の祈祷なんかも修験が入ってるから効くんだろうな〜

特に祈祷というよりお加持の場合は修験が効くんだろうな〜 修験が入ってるから効くんだろうな〜と思うのです

 

いざなぎ流なんかも、案外祈祷よりもお加持的な感覚で効くのかも

お加持なんかは祭文が荒唐無稽でクライアントがそれを聞いて頭が混乱する、

そうすると深層心理の奥に届きやすいとおっしゃる方もいまして

確かに!!と思ったりしますし

 

よく考えたらいざなぎって四国だし、どう考えても修験の影響がないわけはないよな〜

神道と修験がミックスされた民間呪術という感覚ですな〜

いわゆる安倍晴明さんのような宮廷陰陽師の影響はあんまないわな〜と思ったりも

 

さて年一でやってる呪術ですが今年は北陸方面で〜と思い、晴明さんの土御門の本流ともいえる天社土御門町神道にも行こうかな〜と調べてたら

長年管長されてた藤田さんお亡くなりになってったんですね

 

長年管理してた藤田家も、晴明さんの本流の土御門家もここつぐ気ないし

どうなっちゃてるんでしょう ついでに晴明さんの直系の土御門家って誰一人陰陽道ついでないじゃないっすか

倉橋家なんかがついだりで

私的にはこの状況なら、安倍晴明の子孫を名乗る陰陽師の方々が継げばいいのに〜

ちょい前は晴明さんのお墓もボロボロというニュースの時だってお金出して立派に修繕すべきじゃないか?と意地悪な目で見ちゃってます ははは

 

ちなみにいざなぎ流も後継者不足ですが 正直あの内容の祈とう行ったり祭文覚えるのは

無理でしょ〜と思いました

 

大変だもん 私も祭文や何やら取り入れられないかな〜と思いながら読みましたが

のっけからこりゃ無理だ!!とただ一つこれは使えるな〜と思うことがあったので

 

今後取り入れようかな〜とも思ってます

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