皆さん大好きな安倍晴明ちょっといい話death
日本という国、奈良、平安の時代からやはり中国の影響をどえらい受けてきた
中国には災異天譴論という考えがあり、日本もその考えに影響をとても受けてたのです
儒教的に言えば為政者が政治を失敗こきそうになると天が未然に
それを防ごうとして天変地異を起こすという考え
中国なんかは皇帝という絶対君主制なので皇帝のせいではなく
皇帝の部下である高官たちの行いが悪いということで、何人もの
高官の首を挿げ替えるということが多々あったのです
この考えもあって災害というのは原因を究明するものではない
(だって為政者が原因だもん)という卜占(原因を探ろうとする占い)
は禁止~と言う時代もあったのです
いわゆる徳治主義という為政者は徳で国を治めるという考え
この考え、日本の安倍晴明さんや天神様の菅原道真公時代の
天皇もそうだったんですね~
これに困ってたのが、日本のdsともいえる藤原家の北家という最大派閥を作り上げた良房さん(この方はと~っても黒くて悪いお方なので
またそのうちリーディングをば)
日本で徳治政治なんか行われて天変地異のたびに、高官の首を挿げ替えられていたら、自分たち藤原家が速攻で挿げ替えられちゃうと危機感を募らせたんですね
そのころの天皇であった嵯峨、淳和天皇も卜占を信じちゃあかんよ~
というお触れを出したくらいの徳治政治主義
良房大ピンチ!!
そこで良房はお得意の真っ黒な政治力云々で、天変地異が起きたら
なんでも陰陽師に占わさせて
天皇陵や神のせいにさせちゃうようにしたのです
ちなみにそれまでの陰陽師のお仕事って天文の観測と暦の政策でしたが
ここで占いやゴーストバスター的なものが公的に組み込まれるのです
(正確には限りなく公的)
その良房に異を唱えたのが、当時屈指の学者でもあった道真公なんですね
昔も今も、賢い学者さんはオカルト嫌い!!(道真公の場合はそういう意味合いでではないですが)
学者さんらしくこの国の統治は天皇の徳で統治され~みたいな
まっとうなことを言って大反対してたんですね
厳密には良房さんが一世代前なので、直接良房さんにではなく
良房さんが敷いたその体制に対してですが
表の歴史(教科書的)では、藤原独裁体制によそ者道真が台頭したので
無実の罪で左遷となってますが
実際はそんな感じの政治観の大きな違いということが大きく影響してたんですね~
ちなみに道真公の祟りで亡くなっった方の一人が藤原時平
良房の兄の孫ですが、その孫のお父ちゃんを良房は養子に入れて
いたので時平さんが良房家の跡取りだったのです
中々な怨霊のお仕事!!そりゃあ我々が想像する以上に藤原家はビビるわな!!
単なる権力争いじゃないもん
ま、そんな感じで道真公が失脚し、徳治主義から、天変地異は卜占で占いましょ~という時代に移行して皆様大好きな安倍晴明の登場の時代に
移っていくんです
そう考えると、道真公と晴明公ってどう考えても相性よろしくないよな~と思うのですね
ははは
さてレポ