奈良の旅で一番気になったのがこちらのお方
信貴山のお山の上にいる空鉢護法道の空鉢様
いや~、ここまで登るの大変 杖を借りて登ってよかったよ!!
飲み物持ってきてなかったので、社務所でポカリを購入したら
まさかの缶でビックリペットボトルじゃないのでその場で飲まねば
ちなみにこの白蛇君、開眼もされていて自宅に勧請できるのです
めっちゃ惹かれます!!!
悩みに悩みましたが、我が家にはいわゆる龍蛇様もいらっしゃるので
断念
流石に我が家のはお見せ出来ませんが(秘仏扱い)
こんな感じの本物の出雲の蛇のお使いの蛇のはく製がとぐろを
まいたお姿でお厨子の中に鎮座しております
空鉢様は、八大龍王の第一である難陀龍王としてお祀りしてるのね
確かにこの辺りも昔は降雨~の祈祷とか結構してそうですもんね
(というか生駒や葛城っていたるところに降雨~の祈祷の跡が沢山なので奈良自体龍神信仰盛んなのでしょう)
さてこちらでもひとつ感じたのが、実は神変大菩薩こと
役行者様なんですね~
行者様がこちらの山をひらいたというよりは、こちらの空鉢様の
起源というのが、多分かなり行者様伝説の影響を受けて成立したんだろうな~と
こちらってこちらのお偉いお坊さんが空鉢を飛ばして云々~じゃないですか
役行者さんも最後は空鉢に自分とお母さんを乗せて飛んでいく~じゃないですか
その辺りが結構入り込んでるかもな~
やはり行者様は大スターですからね
そしてこの辺りの地の気の関係かどうかは分かりませんが
反骨と言いますか、中央の権力に融合しないものたちというものを
やはり感じるのですね
当然楠木正成公や信貴山城の城主であった松永久秀公のように
悪人や梟雄と呼ばれるある種のローカルヒーローを生み出す何かが
あるのでしょう
ちなみにここからまた結構山を歩くと、松永公の居城、信貴山城跡と
屋敷の跡もありまして
こちらも私のメインの一つ
さてそこで感じたことがありまして
松永公って最後は信長を裏切って、こちらのお城を攻め落とされて
自害してるじゃないですか
何度も書いてますが、多分信長公って松永さんのことすごく好きだったと思うのです
自分に似たものを持った男、面白い男として
傾奇者と言いますか、そんな感じで
歴史書なんかでは公衆の面前で信長が松永に対して
こいつは人のやらないことをいくつもやってる男で
大仏燃やして将軍も殺してついでに主家ものっとって
なんて悪い奴だ!!と言って恥かかせたのを根に持ってたという説も
ありますが
これって逆なんだと思うのです 普通は一つだってできないことを三つもやってるどえらい漢だぞ~的な感じで
松永さんを見せびらかして自慢してる そんな感覚だったんだと
おお~、こいつはおれととても似てて面白い漢だ!!
なので1度裏切っても許したのでしょう
さてその松永さんの裏切りですが
2度目も裏切っても信長は許そうとしましたが、松永公にしたら
まあこれまでだわな~だったんでしょうね
裏切りの理由は信長包囲網で信長を倒せると思ったからですが
多分この方にしたら信長公は苦手だったんでしょうね~
もう疲れたよ~じゃないけど
この方も、やはり人に頭を下げて人の下につけるような人物じゃなかったんだと感じます
今風に言えば暴走族やギャングのリーダーが敵対する巨大組織の
軍門に下って、そこのリーダーにめっちゃ気に入られてるけど
本人はやっぱりすごくストレス、そんな感覚だったんだと思うのです
信長の愛情を受け取らない
そんな方なのでしょうね~
虚栄心が強く見栄っ張りで独立心が強い漢
ついでにとてもセンスもよく見栄っ張り
そんな感じで魅力ある漢ですな~ 信長の義父でもあるマムシの道三に
相通じます
多分信長ってこの手の漢は好きなのでしょう
道三のことも多分好きでしたし、実のお父さんも少しそんなとこがあってそこを誇らしく思ってたのでしょう