小学校の同級生に杉浦君という少年がいた
心臓病の手術をして胸に大きな傷があり、体も気持ちも小さく
病弱でいじめられっ子
スネ夫を気弱にしたルックス
愛ちゃん投げ~(おかま投げ)と呼ばれるお〇まチックな投げ方で
ドッチボールを投げるサウスポーの愛ちゃん(男)たちと
アニメージュだか何だかのハイファッション誌読んで、
砂場で怪獣のソフビなんだか超極金か
私が全く興味のない人形遊びをしていた
いわゆるオタの世界の住人
勉強もいまいち、運動は音痴で気弱で貧弱なので格好のいじめの的
兄弟もいない一人っ子なので多分親御さんはすごく心配してたと思う
そんな中、ある年の授業参観が家庭科の授業になり、おかゆというものをお母さんたちと一緒に作ることになった
杉浦君のお母さんがとても張り切ってみんなの分を作った
今思えば、お母さんが頑張ってみんなのものを作ることで少しでも
みんなが杉浦君をいじめなくなるようにと願いを込めてたと思う
思い出すと結構泣けてくる話
杉浦君お母さんが一生懸命作ってくれたおかゆなのですが
残念ながらとても不評でまずい!!
というかおかゆなんてものを家でも食べたことなかったのでおいしいかまずいかの判断すらできない
ただどろッとして味の薄い食べ物という判断しかできなかった
お粥としてみたらもしかしたらとてもおいしかったかも
私なんかは帰る方向が同じだったので、何度か一緒に帰って、
家にも上がったりもしましたが、
お話が高度なアニメ関係だったのでちんぷんかんぷん
当時の私の興味は女性自身の悪女バイブルのみでしたから
ははは
そんないじめられっ子の杉浦君ですが
地元の友人に会った時に、杉浦君に久しぶりに会ったらさ~
なんだかどえらいスーパーカーに乗って美人な嫁連れとったよ~
そんな報告が
そっか~、たしか杉浦君理系に行って賢い大学行ったんだよな~
いつも下校中に
こんな田舎者の僕だって頑張れば車だって家だって買えるんだ、
美人んで優しい奥さんだってもらえるんだって言ってたな~と遠い記憶を呼び起こす(三丁目の夕日でした)
人生絶望しなければええことあるんだよな~、当時杉浦君をいじめてた奴らなんかは、結局つるはしもってえんやこらさ~の西成人生だもんな~(多分)
人生って分かんないよな~と思ってたら、どうやら美人嫁と離婚したらしい
世の中ってやっぱまだまだ分からない!!
私も頑張れば銀座にでっかいビルジングおったてれますかね??
(丸源ビル)
何だかカッコいいスーパーカーに、千昌夫の嫁さんのような金髪を
乗せれますかね
ということで私のような人生の敗者(野良犬)乾杯!!
当然球界の野良犬は愛甲さん
私の好きな酔いどれトムの代名曲
人生負け組か~としみじみとした夜に聞きたくなります(てか毎日)