私が、金座稲荷とともに最強の金運の神社じゃないかと睨んでいるのが
こちらの産千代稲荷神社
こちらは、江戸幕府唯一の外様から老中になった大久保長安が
屋敷に勧請したお稲荷様!!
この大久保長安と言う人物がとても興味深いのです
(歴史マニアの私が5本の指に入るくらいのお気に入りの人物)
どんな人物かと言うと、全く素性が分からないけど、日本史上唯一
の錬金術師と言ってもいいほどの山師!!
そんなイメージの不思議で怪しくて山っ気のありそうな漢
ざっと説明すると、元は武田信玄に仕えていて、その後家康に拾われる
その後は様々な才を発揮して、八王子同心を設置したり八王子の街を作ったり等もありますが
佐渡や岩見の金山、銀山の代官となりえr度幕府にとんでもない額の財を与えてるのです
新たな採掘法や精錬法を導入し、採掘量が数字は忘れましたが
何十倍だかに増やした男なのです
ちなみに大久保長安が代官で赴任する前にも、佐渡から家康に
銀が送られ、その時でも今の価格に換算すると200億円と言われるのですから、それを数十倍とかにですからね~
当時の感覚としては、謎の呪術を使う錬金術師に近かったかと思います
ちなみに佐渡や岩見の代官だけではなく、江戸幕府直轄地の総代官でもあったので家康の直轄領150万石の経営も任されてたほどの漢!!
この方が代官として以上に有名(というか山師的)なのが
あの伊達政宗公の婿となった家康の9男松平忠輝の家老(と言うよりある意味後見人)となり
政宗が密かにエスパーニャから援軍をもらって、幕府倒幕をたくらんだとされる遣欧使節の黒幕でもあったのです
幕府を倒し、婿殿を将軍に据えて天下を牛耳るという大野望!!
当然公式の資料としてはそこまでは残ってませんが
(単に使節団を派遣のみ)
そりゃあそんな危険な指令の資料なんて残すわけないですよね~
ちなみに長安の遺言は、黄金の棺に入れろという前代未聞の遺言を残し
幕府的にはとんでもないことだ、長安はどえらい金を残して(かくして)幕府転覆をたくらんでる!!
と言うことで一族が罪人にされちゃうのです(当然冤罪ですが)
この辺りは本人が一番わかってたでしょう
自分の死後は、力を持った大久保家は使い捨てにされると
どうせ処罰されるなら黄金の棺と言う前代未聞のものを作らせて
幕府や世間の度肝を抜いてやれ!!そんな反骨だったのでしょう
そんな凄い男、日本史上唯一の錬金術師の屋敷に勧請された
お稲荷様が金運に強くないわけがない
てかこの方がそこまで連金できたのはお稲荷様のおかげでしょ~
お稲荷様=金金金!!!と皆様お思いでしょうが
我欲のお金と言うよりも、公金的なお金、大義のある金運に
とても力を貸してくれる方だと感じます
長安の場合も私服と言うよりも、幕府のためにですからね~
さてこの大久保長安のお父さんと言う方がとても興味深い
武士ではなく猿楽師(今の能)として武田信玄に仕えていた
男なのです
猿楽と言うのがもうあやしい!!中世でいうとこの
いわゆる道々のものたち!!
鋳物師や傀儡師たちと同じく定住を持たずに、なんだか怪しげな
術を使う人たち、当時はそんなイメージの方たちなのです
私の中で日本史上最もお稲荷さんに愛された人物は二人いて
一人は大久保長安
もう一人は実は能の大家の世阿弥なのです!!
京都に観世稲荷社というお稲荷様があるのですが
ここは、世阿弥のお父ちゃん観阿弥が、一休さんでいつもやりこまれてる将軍様にこの地をもらい
その後代々観阿弥、世阿弥の子孫が住み、子孫が屋敷の一部にお稲荷様を建てたというお稲荷様
世阿弥という天才が,能を完成させ、将軍様絶大なる寵愛を受けたのも
やはりお稲荷様のお導きだったと感じるのです!!